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懐かしの名画

三十三間堂は京都にある蓮華王院のお堂です。南北66間121Mの長さがあります。江戸時代このお堂の間を矢を射通す通し矢が盛んに行われました。
紀州藩佐和は通し矢6,200本を記録し日本一の称号を受けます。紀州藩の面目はいやがうえにも高まったのです。
しかし尾州藩の星野勘左衛門が8,000本を通し、佐和の記録を破ります。
佐和は紀州藩の名誉の為再び通し矢に挑みますが、7,200本しか成功せず責任をとって佐和は切腹をして果てます。そして時は流れ佐和の息子大八郎が父の遺志を受け、無念を晴らすべく通し矢に挑みます。
しかし十七歳の若輩者の大八郎にはこの挑戦はとても大変で自信を失ってしまいます。
苦悩する大八郎の前に唐津勘衛なる男が現れ励ますのでした。自信を取り戻した。大八郎は通し矢に挑みますが、思わぬ事態が起きてしまいます・・・さてどうなるのでしょうか。
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昭和二十年六月製作の成瀬巳喜男得意の人情溢れる名作です。
長谷川一夫、田中絹代さんが出演成瀬フアンでなくても最後のシーンはすがすがしい感動を味わえるお勧めの映画です。
鳥好きはDVDに保存して何回も見ています。

by hanatori48 | 2009-11-14 18:11 | 映画  

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